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Vo1. はじまり

有明Bサイドショップ|誕生物語



今から2年前。



福岡大学のベンチャー起業論の講師、西日本新聞大牟田市局長の藤井千佐子さんより



「大牟田市を活性化してほしい!!」



という課題を頂き、福岡大学ベンチャー起業論の学生プロジェクトとして



「大牟田活性化プロジェクト」



を立ち上げました。



しかし、メンバーの多くが大牟田市に訪れたことがなく、どのような街なのか知りませんでした。



なので「まずは大牟田市に行って現状を見てみよう。」と考え、実際に訪れてみることにしました。



西鉄薬院駅から特急電車に乗り、揺られること1時間・・・。



大牟田市に到着して思ったことが・・・





「人がいない・・・。」





駅の周辺にある商店街の多くはシャッターが下りており、買い物客どころか商店街を訪れる人もほとんどいませんでした。





「まさかこんなに人が通らないなんて・・・。」





私たちが考えていた以上に大牟田市の現状は深刻なものでした・・・。


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Vo2. 絶望の淵





大牟田市を訪問することにより、深刻な現状を目の当たりにした私たち。



続いて大牟田市及び大牟田市周辺の市民の方々がどのように感じているのか調査するためにアンケートを行うことにしました。



その際に、福岡市を本社とする、株式会社ジャンヌマリー大倉紀子社長や、社員の方々に協力をしていただきました。



「200枚のアンケートを取る。」





私たちはこの数字を甘く考えていました・・・。





そもそも大牟田市ではなかなか歩いている人を見つけられない。



さらに、見つけて話しかけてもアンケートを断られることがほとんど・・・。



よく考えてみたら、私自身が道端でアンケートを求められても面倒だから断ってしまいますね・・・。







しかし休日を利用しながら大牟田市を訪れ、どうにかこうにかアンケートを回収し、その集計を行うことができました。



アンケートで分かったことが・・・

・大牟田市には職場がない。
・近隣の市民の方々もほとんど訪れたことがない。
・若年層では大牟田市に訪れたことがない人もいる。

このアンケートの結果と、大牟田市の現状・・・。



「大牟田市を活性化するのは難しいのではないか。」



との懸念を抱かざるを得ませんでした・・・。


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Vo3. 再始動



大牟田市でアンケート調査を行い、



「大牟田市を活性化するのは難しいのではないか・・・」



とネガティブな感想を抱いてしまった私たち。





そんなあるとき、以前からアドバイスを頂いていた、株式会社ジャンヌマリー大倉社長から、



「大牟田以外の活性化が必要な街と複合化して考えてみたらどうか。」

との提案がありました。



『複合型の地域活性化』





この企画は今までにない考え方なのではないか?



さらにこの企画を学生が行えば、それだけで話題になるのではないか?



との考え方からプロジェクト名を



「有明七都物語」





とし、有明海沿岸の街・・・大牟田、柳川、大川、みやま、佐賀、鹿島、荒尾、島原市にスポットをあて、活性化していくことにしました。



それぞれの市には、まだ広く認知されていない魅力があり、それらを観光などで結びつけて活性化を行っていくという企画です。





そして、12月に福岡大学でベンチャー起業論を受講している学生がそれぞれのビジネスプラン・企画を発表する「ビジネスプランコンテスト」・・・



私たちはこの「有明七都物語」で出場することにしました。



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Vo4. 挫折そして誓い

今までにない企画「有明七都物語」でビジネスプランコンテストに出場することにした私たち。

連日連夜発表の準備・練習が続き、前日にはほとんど不眠不休で確認を行いました。

そして当日…。

ベンチャー起業論の受講生や、審査員として来ていただいた何人もの社長、総勢約300人もの人々が会場を埋め尽くしていました。

そのある意味で物々しい雰囲気の中で、学生が一人また一人と自分のビジネスプラン・企画を毅然とした態度で発表していきました。

当時1年生だった私は

「同じ大学生でこんなにすごい人がいるんだ・・・。」

とただただ感動していました。

そして、私たちが発表する番がやってきました。

発表した3人はもちろん緊張していましたが、それぞれが自分の力をすべて出し切って発表をしました。

そしてまたいくつかのプロジェクトが発表を行い、待ちに待った結果発表となりました・・・。

第4位。

それが私たちの結果でした。

とても信じられませんでした・・・。なにがいけなかったのか・・・。

こんなに素晴らしい企画なのに・・・。

当時、メンバーのほとんどが1年生でした。

その多くがこの挫折を通じて、「また来年もこの企画を続けよう。」と心に誓い、「有明七都物語」の1年目は幕を閉じました。

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Vo5. 心機一転

ビジネスプランコンテストも終了し、学年も新しくなり・・・。

心機一転今までは企画の段階でしかなかった「有明七都物語」を実現させるために行動することにしました.

市と市の枠を越えた複合型の活性化を行うためには、行政間の協力が不可欠だ!!

と思った私たちは、何の計画もなしに各市を訪れ、市役所を訪問し、市民の方々にお話をお伺いに行きました。

何の連絡もせずに市役所にお伺いしたこともあり、今思い返してみると申し訳なさでいっぱいになります。

しかしそんな私たちを、市役所の方々はあたたかく迎え入れて下さいました。

駅の観光案内所の方に、市役所の職員の方にお取次ぎいただいたこともありありました。

市役所に訪問させていただくまでは、

「学生の企画なんて聞いてくれるのだろうか。」

「社会の学生に対するイメージはあまり良くないよなぁ。」

とネガティブな考えを持っていました。

しかし!!

市役所の方も、市民の方々にも非常に歓迎していただき、

「学生であること」

の強みを理解するきっかけになりました。

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Vo6. 報告・連絡・相談

市役所訪問という活動を通して思ったことがありました。

「各市長さんたちを集めてシンポジウムを開こう!!」

シンポジウムを開き、その場でこの企画を発表することでスムーズに企画がスタートできると考えました。

シンポジウムを開くためにはまず市長さんにアポを取り付けなければいけないということで、まずは市長さんあてに御手紙を送らせていただきました。

市長という仕事は忙しいだろうと思い、いつ返事が返ってくるのか心配していましたが、1週間ほどで返事が届き、

「一度秘書課に連絡ください。」

との旨だったので、

到着したその日に連絡させていただき、直接市長さんとお会いするお約束をさせていただきました。

実はこの市長さんへの手紙の件。

教授に相談せずに行ってしまったので、後日かなり怒られてしまいました。

しかし私たちの情熱が伝わったのか3人の市長さんと直接対談させていただき、私たちの意見を伝えさせていただきました。

さらに大牟田市で開催された「語ろう大牟田」というシンポジウムで、

私たちのプロジェクトの企画を発表させていただくことになりました。

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Vol7. 大舞台

大牟田市のシンポジウム「語ろう大牟田」で企画の発表を行うことになった私たち。

その発表の前にもう一度この「有明七都物語」という企画を見直すことにしました。

九州、有明海という今までなかなかスポットが当たらなかった地域・・・

つまりシングルCDでいうところのA面ではなくB面!!

B面にはあまり知られていないが名曲がたくさなるように・・・

有明海周辺の地域もまだ認知されていない魅力がたくさんある!!

ということから、

「有明七都物語」から

「有明Bサイド」

と企画名を変更し、

今までは観光にとらわれていましたが、

有明海周辺の特産品を集めた「Bサイドショップ」の提案など、

今までになかった企画を取り込み「語ろう大牟田」の発表に向けて準備を行いました。

その発表の練習でも「株式会社ジャンヌマリー」の大倉社長にお世話になりました。

またデザイナーの方に、「有明Bサイド」のロゴを作成していただき、本格的なイメージを抱くことができました。

そして本番当日・・・

会場には大牟田市長や市民の方々などたくさんの方々が来場していらっしゃいました。

福岡大学のビジネスプランコンテストもかなりの来場者がいますが、これほど多くの市民の方々に注目を浴びたことはなかったのでとても緊張しました。

しかし発表のほうは練習の成果もあって十分満足する出来となりました。
大牟田市でのシンポジウムの様子

シンポジウム終了後、市民の方々や市長さんなど多くの方々とお話をさせていただいて、励ましや応援の言葉をいただき、

「今まで頑張ってきてよかった。」

とおもいました。

しかし、この1年間で市役所訪問やこのシンポジウムなどに参加しあることに気づいてしまいました・・・。

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Vol8. 意気消沈

市役所訪問、大牟田市シンポジウムなどの活動を通し、私たちはあることに気付きました。

行政が動くには議会の承認が必要であり、学生がそれをするのは難しい。

実際何人もの市長さんにこの企画に賛同していただきました。

しかし、なかなか積極的に動き出していただけることはありませんでした。

この企画が始まって2年間様々な活動を行ってきました。

しかしこの日から、大きな壁を目の前にして私たちは暗黒の時代を迎えることになりました。

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Vol9. 一筋の光

暗黒の時代を迎えた私たちのプロジェクト・・・。

何かやらなければいけない・・・。しかし・・・。

時間だけが過ぎていく毎日でした・・・。

そんな毎日が1か月ほど続き、春休みに突入しました。

そんな中、教授と一緒に一人の社長にお会いすることになりました。

その方は、大牟田市で昔ながらの製法で蒟蒻を製造されている石橋社長でした。

石橋社長と会いお話をしていく中で、石橋社長の熱意や自信が伝わってきました。

そして、今まで様々な調査を行ってきたにも関わらず、このような企業が大牟田市に存在するということを知らなかった私たち。

これだ!!

有明海沿岸にあるまだ認知されていない企業の情報発信を私たち学生が行っていく。

これが1つの地域活性化の糸口になるのではないか!!

今までは行政という視点で市と市をつなぐ、と考えていましたが、これからは企業をつなげていくことで、市民や行政に影響を与えていこうと考えました。

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Vol10. 新展開



石橋社長との出会いにより、有明海周辺の魅力的な企業を探すことにした私たち。



まずは石橋社長からの紹介で柳川市の「鶴味噌」さんにお伺いしました。



そして、「鶴味噌」さんからは大川市の「庄分酢」さん。



さらに、みやま市瀬高の「吉開かまぼこ」さん。


次々と魅力的な企業、社長さんと出会うことができました。



そのなかで福岡県みやま市で無添加のかまぼこを製造している「吉開かまぼこ」さんから、



・文系学生と企業による今までにない産学連携
・学生が地域活性化を行うという話題性
・地元の企業が認知されることにより市民の方々が自信を持てる




という私たちの活動に共感していただき、商品を販売させていただきながら、情報を発信させていただくことになりました。


・・・そして8月24日。



「有明Bサイドショップ」オープンの日を迎えます。





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